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子どもを褒めるってどこまでokなの?真似したい上手な褒め方とは

投稿日:2019年8月10日 更新日:

 

突然ですが、あなたは褒められるのと叱られるの、どちらが好きですか?

私は断然褒められる方が好きです!

あなただってきっとそうではないでしょうか。

もちろん、叱られた方が伸びるタイプだと自負している人もいるでしょうが、褒められて嫌な気分になる人はいませんよね。

子どもだって同じです。

叱られるより褒められた方が嬉しいですし、自信にもつながります。

ただ、『褒め方』が間違っていると、それは逆効果になることだってあります。

では、どんな褒め方をすればいいのでしょうか。

この記事では子どもの成長に役立つ褒め方についてご紹介します。

 

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褒め方には2種類ある

 

『褒める』と一口に言っても、実はその中には2種類の褒め方があります。

1つ目は、『条件付きの褒め方』です。

例えば、『逆上がりができたからすごい』や『テストで100点を取れたからえらい』というのは、『○○』だからという条件がついた褒め方です。

もちろん、これがダメだというわけではありません。

頑張った過程やその結果を褒めてあげることは、子どもの自信にもつながります。

そして、もう1つは子どもの存在そのものを褒める『無条件の褒め方』です。

例えば、あなたが初めて子どもとあったときのことを思い出してください。

『元気に生まれてきてくれてありがとう』、そんな気持ちを持ちませんでしたか?

これは、別に子どもが何かのアクションをしたわけではありませんよね。

でも、あなたは無意識に子どもに感謝をするとともに、子どもの存在そのもの自体が今ここにあることを褒めているのです。

これは、実は子どもにとって一番うれしい褒められ方なのです。

子どもは自分の存在が認められたことにより、親の愛情をより深く感じることができ、自分自身を肯定することができ、自尊心を持つことができるようになります。

自尊心と自信は違う

 

似たような言葉に思うかもしれませんが、自尊心と自信は少し違う言葉です。

自信は、『○○ができるからすごい』という、自分の能力に対する自信が含まれた言葉です。

反対に、自尊心というのは『○○はできなくても、自分は自分のままでいい』と思える感情です。

この自尊心が育つと、子どもは人間関係を良好に保ち、学習意欲や積極性に富むと言われています。

反対に、自尊心が低い子どもは、それを補うために『いじめ』を行うなど、問題行動が現れやすくなります。

『○○』ができない自分自身を認められなかったり、自分ができることをできない他者を認められなかったりと、周囲との衝突を生む原因でもあります。

 

OKな褒め方とNGな褒め方

 

3歳頃までは、特に褒め方をこだわる必要はありません。

この時期は、自尊心や自己肯定感を高める時期です。

まだ言葉の意味を正確にとらえることができない時期なので、褒められたら褒められただけ嬉しくなります。

注意が必要なのは3歳を過ぎたあたりからの褒め方です。

このころになると、言葉の意味をより深く理解できるようになり、相手の表情などからその気持ちを推測できるようなります。

では、NGな褒め方とその改善方法を5つご紹介します。

1つ目は曖昧な褒め方です。

例えば、嫌いなピーマンを食べられたとしましょう。

その時に「すごいね」と曖昧に褒めてしまうと、子どもの心に届きません。

もしかしたら『適当に褒められているな』と感じてしまうかもしれません。

そんな時は、「やったね、今日は全部残さず食べられたじゃない。よく頑張ったね!」と、より具体性を踏まえて褒めましょう。

すると、子どもは『あ、自分のことをよく見てくれている!』と感じ、より褒められて嬉しい気持ちが芽生えます。

2つ目は、結果や才能などの子どもにとってどうしようもないことを褒める褒め方です。

「コンサートで優勝できるなんてさすが、才能あるね」や「100点が取れて賢いね」などは、子どもがコントロールできることではありません。

これらを褒められても、次回のやる気につながるどころか、その評価を下げないために、難しいことを避けたり、失敗を過度に恐れることがあります。

褒めるのであれば、「毎日いっぱい練習したから優勝できたんだね、本当におめでとう!」や「ちゃんと宿題をやって頑張ったんだよね、満点取れてうれしいよね」など、過程を褒めてあげましょう。

3つ目は、子どもの能力に対してあまりにも簡単すぎることを褒める褒め方です。

例えば、掛け算割り算が完璧にできる子どもに対し、足し算で正解できたからと言って褒めるのはよくありません。

むしろ、『あれ、もしかしてこんな簡単なものも間違えると思われているのかな』と不満に思うことがあります。

この場合は簡単な問題では褒めず、難題に挑戦した時に褒めるようにしましょう。

4つ目は、本人の探求心が溢れる物事に関する褒め方です。

例えば、電車が好きな子どもに対して、「今日も電車の本を読んでてえらいね」と褒めても、子どもからすると好きでやっているのになんで褒められているのか分かりません。

さらに、せっかくやる気があっても褒められる『報酬』とつながることにより、自発的な行動をやめてしまう恐れがあります。

子どもの興味が非常に深い分野に関しては、そっとしといてあげたり、話を聞いてあげたりするだけに留めましょう。

5つ目は他人と比較した褒め方です。

負けず嫌いの子どもは「○○君に勝ててよかったね」と褒めると、やる気が出るように見えます。

ですが、長期的にみると、それは効果的な褒め方とは言えません。

誰かに勝つことを目標としてしまうと、負けた時点でやる気を失ってしまうからです。

比較して褒めるのであれば、『過去の自分』と比べましょう。

「昨日はできなかったのに、今日は上手にできるようになったね」というように声かけをします。

 

子どもの褒め方のまとめ

1. 褒め方は、条件付きの褒めと無条件の褒めの2種類があり、どちらも大切!

2. 褒めることにより自信と自尊心につながるが、2つは微妙にニュアンスが違う。

3. 3歳まではとにかく褒めよう。それ以降は、褒め方を考える必要がある。

子どもは基本的に褒めらることにより成長しますが、褒め方を間違えると反対に成長の芽を摘んだりやる気を損なったりします。

状況に合わせて正しい褒め方ができるように、親の方から働きかけてあげましょう。

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