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子どもの『なんで?どうして?』に大人としてどう答えたらいい?

投稿日:2019年7月19日 更新日:

 

子どもを育てたことのあるお父さんお母さんや、子どもと接する機会の多い保育士さんなどは子どもの『なんで?どうして?』という疑問を投げかけられることがあるでしょう。

心理学の世界では、子どもがたくさん質問を投げかけてくる時期のことを『質問期』と呼びます。

実は、この質問期が来るのは子どもの成長の証なんです。

子どもの健やかな成長のために、大人がどう働きかければいいのか、それをご紹介しましょう。

 

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質問期のはじまりとおわり

 

一般的に、質問期は2歳から3歳頃にかけて始まります。

言葉を覚えた頃から2歳頃までにかけて、大人に対して「あれは何?これは何?」と物の名前をたずねる『命名期』がやってきます。

この命名期が終わるころに、物事の因果関係を知りたい時期が来て、大人に対して「なんで?どうして?」という質問をし始めます。

この質問が収まってくるのがだいたい6歳頃ですので、この3年から4年間が質問期です。

子どもは好奇心が旺盛で、身の回りにあるあらゆるものに対して質問を繰り返します。

人間の脳は、6歳頃までにおよそ90%まで成長します。

この質問期に正しく答えてあげることで、子どもの知的好奇心や学習意欲を伸ばすことができます。

 

こんな答え方はNG!

 

子どもから質問されたときに、「今は忙しいの。また後でね。」と、後回しにするのはあまりよい対応とは言えません。

この時期の子どもは様々なことに好奇心と興味を持ちます。

ですので、その質問したことをすぐに忘れてしまいます。

できる限り、子どもがその物事に興味を惹かれている間に答えてあげましょう。

また、子どもの質問に対して笑ったり適当に対応することもよくありません。

子どもといっても、自分が笑われていることや適当に扱われていることは敏感に感じ取ります。

子どもの質問には真摯に対応するようにしましょう。

まだまだ使える言葉も少なく、文法なども曖昧ですが、子どもの言いたいことを汲んであげ、誠意をもって対応することが大切です。

 

3歳頃までの質問期への対応

 

3歳頃までの質問期初期は、理論的に答える必要はありません。

使える言葉も理解できる言葉もまだ少ない低年齢のうちは、本当に理由が知りたいという場合は少なく、むしろ自分が質問をして大人が答えるというやり取りそのものを楽しんでいるからです。

だってよく考えてもみてください。

3歳の子どもに『何でお空は青いの?』と聞かれて、『それはね、光の性質でレイリー散乱があって、光に含まれる波長の短い青や紫が高いところで屈折して青く見えるんだよ。』なんて答えますか?

そんなこと言われても子どもにはさっぱりわかりませんし、大人だってこの答えを聞いてもわからないかもしれません。

それより『お空が青い方が鳥さんが飛びやすいんじゃないかな。』というように、正解か不正解かは置いておいて、子どもが楽しいと思える返し方をした方がよっぽど子供のためになります。

 

4歳以降の質問期への対応

 

質問期が始まってからしばらく経つと、子どもの語彙力も成長し、ある程度のことが理解できるようになります。

この頃になると、あまりにもとっぴょうしもない答え方では「そんなわけないでしょ」となってしまいますので、絵本や図鑑、インターネットなどを利用して、子どもが分かりやすい言葉に変換して説明してあげましょう。

他にも、可能であればその理論を実践して見せるといいでしょう。

『なんでお花が咲くの?』みたいな質問であれば、種を用意して花が咲くまで一緒にお世話をしてみるとかはどうでしょうか。

花の成長を目にすることで、子どもの情緒の成長はもちろん、他の多くのことを学習してくれます。

体験を通して学習することで、子どもの好奇心をより伸ばすことができます。

 

子どもの『なんでなんで期』への答え方のまとめ

1. 子どもの成長に伴って、2歳頃から6歳頃まで身の回りの全てが気になる『質問期』がやってくる。

2. 知的好奇心を伸ばすことのできる機会なので、できる限りきちんと答えてあげよう。

3. 低年齢の頃はやり取りを楽しんでいる。理論的に答えるよりも楽しい答えを。

4. ある程度成長すると、理論的な答えも理解できるように。体験を通すと理解が深まりベター。

 

2歳頃から6歳頃までにやってくる質問期ですが、脳の成長は子どもによって個人差が大きいので、なかなか質問期がやってこない、質問期が終わらないという場合でも過度な心配は必要ありません。

また、対応方法も子どもの発達度合いによって様々です。

基本的には、子どもとしっかり向き合って会話を楽しむことが大切です。大人がわからない質問であれば「お父さん(お母さん)もわからないな、一緒に調べてみようか。」というように、調べる楽しさを教えてあげるのもよいでしょう。

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